ブックタイトルap_tachiyomi_1312
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0252013.121919(大正8)年、祖父丹野豊氏が開業した丹野歯科医院。1983年、息子の丹野寛氏が継承。2007年、寛氏の長男の丹野努氏が継承。届けを出しに行ったところ、「丹野歯科医院? 知らないなあ」と言われてしまいました。かつては一日に100人の患者数があり、近隣で知らない人はいないくらいに有名な歯科医院だったのに、父が年を取るとともに、・患者数が減り、残った患者さんは高齢者ばかりの歯科医院になってしまっていたのです。地域社会における役割は著しく低医院が認知されていない! 継承開業する前は学術的な研鑚に明け暮れ、経営の勉強などほとんどしていませんでした。「ウデがあって多少の愛想があれば患者さんはついて来る」と思っていました。今にしてみれば大変甘かったと感じています。 医院を継承した2007年。役所に開設下しており、この医院の経営を継続できるか自信がありませんでした。 小山市旧市街は高齢化と人口減少が進んでおり、歯科医院数も増えない代わりに、地域住民のみを患者さんとしていては経営自体も難しい所です。高付加価値の診療を行って診療圏を広げなければなりません。 そのために私が集中して取り組んだのは、小山市の地域活性化親子継承の一般的認識● 患者数がほとんどいない医院を継承しても「負の財産」でしかない● 親子継承で唯一価値があるのは、引き継げる患者さんの数と質だけ● 患者数10人程度で引き継いでも、再生は難しい地域で「古い」「おじいちゃん先生」「人気がない」というような固定化したイメージがある場合、無理にお金をかけて改装するより、移転した方が成功率が高い。● 人口減● 高齢化● 歯科医療需要が低下● 人口急増● 若年層が多い● 歯科医療需要が多い新市街旧市街当院の継承を最後に新規開設ほぼなし小山駅