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2013.11 050R epor t安全性と効果の両立 ホワイトニングで用いられる方法には、過酸化水素、過酸化尿素、レーザー(1064 nm波長)、ポリリン酸、酸化チタンがあり、主に後者2つは美容サロン向けに広がっています。 このうち、ポリリン酸は作用機序が完全には解明されていない上、再現性にも疑問が呈されています。また、レーザーは原理上、照射範囲が極度に限定されるため、効率性の問題を残しています。 歯科医院で最も一般的に行われている過酸化水素によるホワイトニングは、原理上、エナメル質の亀裂やエナメル葉を通過して象牙細管内を刺激することから、症例によっては知覚過敏が生じるリスクが指摘されています。また、なぜか美容業種でも扱うようになった二酸化チタンは、医療無資格者が用いるにしては「発がん性」「経口・経皮毒性」「反復投与毒性」「グリア細胞増殖阻害(脳障害につながる)」などのリスクを否定できません。 美容サロンなども歯のホワイトニングに乗り出している現在、この分野では歯科医院とサービス業態との競合が起きています。歯科医院では医療行為の一環として行うため、強い薬剤やレーザーなどの医療機器を用いて、術者が口腔内に手を入れられるのが利点です。しかし、その分、安全性には十分な配慮が必要です。 われわれが開発した「オゾンオフィスブリーチング」は、安全性と効果の両立を目指し、口腔内の制菌とともに、歯の着色を取り除く効果を実現した、画期的なホワイトニング法です。 (編集部)芝 燁彦Shiba Akihiko昭和大学歯学部名誉教授東京都開業オゾン医療研究会会長オゾンオフィスブリーチングの開発と応用「医療」としての可能性を追求![オゾンオフィスブリーチングキット]・オースリージェル・オースリーペースト・増粘剤・pH調整剤・3%過酸化水素用シリンジ・撹拌棒1.0mL0.5mL0.08g0.08g1.5mL