ブックタイトルap_tachiyomi_1311
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2013.11 030I nRteervpioerwt咬合音声治療近代西洋医学が不定愁訴をふるい落とす 歯科医師になったばかりのころ、クロスアーチのフルブリッジのような大規模補綴症例に出合うと、大変神経を尖らせていました。当時、さまざまな「咬合理論」がもてはやされていましたが、どれもあま安藤正遵 氏Ando Masayuki東京都開業咬合音声治療で協力を仰いでいる千葉工業大学の大川茂樹教授(右)と。不定愁訴との戦いの末に行き着いた 安藤歯科クリニックでは咬合音声治療という特殊診療を実施しています。これは安藤氏が長年咬合治療を行う中で、「不定愁訴が治ると同時に声が出しやすくなった」といった患者さんの感想を受けたことをきっかけにスタートしたもので、現在、千葉工業大学の大川茂樹教授(音声言語処理学・日本音響学会理事)との共同研究が進行中です。咬合へのわずかな介入により、はっきりとした発声を得られることが定量的に分析されるようになりましたが、これらは最初の苦い失敗から始まったものなのです。(編集部)りしっくり来なかったため、・答えは個々の患者さんの中にしか存在しないと考え、長い時には半年以上テンポラリーで調子を見て、患者さんが「これで良い」と納得した段階で補綴するという流れにしていました。そして、できるだけ大きな処置をしないように気を使っていたのです。 その後、あるアメリカの咬合学の日本コースを受講し、簡単に咬合を挙上させる歯科医療を見て驚き、「これが答えなのか!」と思いました。それから「自信」らしきものが芽生えて、積極的に自費の補綴治療を始めたのです。 しかしその後、大変な事態に直面しまし