ブックタイトルap_tachiyomi_1311
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総括[理論編](上)第37 回 本連載は、地球上に存在するもの全てを支配する重力を考察の中心(基準)とし、全身と咀嚼器官、特に咬合との関係を進化・発生・解剖・生理・物理学的考察と臨床家としての経験を通して、いわゆる「咬合異常」の病態や、咬合由来の諸症状の原因について若干の示唆を試みるものである。笠茂歯科医院院長生体構造調律研究所所長笠茂享久Kasamo Takahisa 2010 年11 月号から「咬合力学」をメインテーマに3 年間連載してきた。長期に及んだため理解し難かった面もあると思われる。連載を終了するに当たり、理論編と臨床編に分けてこれらの総括を試みる。今回からは理論編として、まず人体を構成する器官系の中で、運動器系としての咀嚼器官について解説する。G02 2013.11 臨床の問題は基礎に戻って… 『解体新書』を著した杉田玄白先生の言葉に「医事は自然に如かず」というものがあるが、私はこれを、「臨床の問題は基礎に戻って考えなさい」ということと解釈している。 われわれ歯科医師は、臨床で起こる多くの症状に対し、自然科学者として人体の構造と生理を基に原因を解明し、それに対応しなければならないと考えている。そのためには、人体における口腔の位置付けと機能について理解する必要がある。理論編ではこれらのことを念頭に私の考えを解説していきたい。 私たちの身体は、特定の機能を持つ器官(臓器)が集まり、連動した器官系によって構成さ表 人体を構成する器官系器官系機能運動器系動物性機能外界の情報を取り入れ、身体の運動を行う機能神経系感覚器系循環器系植物性機能生物の生命維持や生殖に関する機能消化器系呼吸器系泌尿器系生殖器系内分泌系外皮系その他外界から体を守る機能