ブックタイトルap_tachiyomi_1310
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0592013.10特 集経営の「個性化」人口の減少・遍在が進む! 日本の各地で人口の減少が続いています。どこでも減っているというのではなく、偏った地域に多くが集まる「偏在」が顕著です。例えば北海道では、札幌や旭川などは人口を維持していますが、それらの周辺地域の減少が著しいのです。かつて30万人都市とされていた函館では、市町村合併をしたにもかかわらず20万人台に落ち込みました。地域によっては、今後20年間で30%ほどの人口減少が見込まれています。 注意が必要なのは、人口減少よりもむしろ「偏在」です。若い生産人口が増加・維持される地域が点のように存在している一方で、極端に人口が落ち込み、しかも住民のほとんどが非生産人口の高齢者、という地域が急増しているのです。このような地域の変化に対応した重層的な歯科医療提供体制が必要です。 地域社会の質的変化を洞察し、その中で歯科医療がどのようにあるべきかを日本で最初に考えたのは、栂安秀樹氏(北 古い商店街の中心地から歩ける範囲(半径500m以内)に医療機関、金融機関を集中配置し、同時に、同じエリア内に準高層のバリアフリー高齢者住宅を建設。これにより「医療を求めて高齢者が住む街」が実現した。高齢者が広い範囲に点在することはインフラその他の面で高い社会的コストとなるため、集在してもらうことが望ましいとする考えによるもの。医療で街づくり香川県・高松丸亀町商店街の取り組み 栂安秀樹氏が、来院している子どもたちに普段の食生活を尋ねてみたところ、専業農家の多くが共働きのため、大都市部以上にレトルトやインスタント食品が食べられていることが分かった。「農業の町・帯広」という一般のイメージからかけ離れた実態を何とかしなければと、地元食材を用いた料理教室など、十勝の食文化を取り戻す取り組みを始めたところ、地域に受け入れられ、「食・健康提案センター」としての役割を果たしている。北海道・つがやす歯科の取り組み食・健康提案センター