ブックタイトルap_tachiyomi_1309
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0452013.09特 集歯科医療を「評価」するORPの意義氏家 岡澤先生が唾液に関心を持たれたきっかけは、戦時中に医学部を卒業された後、生化学の教室に進まれたことだそうですね。岡澤 半世紀以上前の生化学教室では、特定の薬剤の1回当たり服薬量を決め、どの程度で薬が切れるのかを組織染色を用いて確認していました。ヒトにとって侵襲がない検体を用い、安定的で正確な定量的数値によって変化を追うことができないかと考えたのが、「唾液」に着目したきっかけです。 健常なヒトの生体はほとんどpH6?7の間に安定的に分布していて、これが変化・逸脱することはすなわち病気を意味します。ただ、生体恒常性維持の機能が働くため、pHのレベルで測ることには意味がありません。 そこで、より精度の高い変化傾向を見ることができるのが、ORP(Oxidation-Reduction Potential)による酸化・還元反応試験です。年齢によって平均値は異ORP(酸化還元電位)体調度酸化と還元の状態「唾液」の酸化状態と還元状態+160+100+50±0-30-40-50-100-160+40+30超酸化体調症状あり還元超還元体調爽快体調良好良還元体調爽快酸化体調症状あり還元境界酸化力が非常に強い酸化力がやや弱い酸化力が弱い還元力が弱い還元力がやや強い還元力が強い還元力が非常に強い還元力が強い異常群半健康群健康群酸化還元mvpHとORPとの違い大友慶孝ORP1000分の1mvの電圧を測定単位とする酸化還元電位の強さの尺度。?酸素分子は酸化力が強く、水素分子は還元力が強いとされている。酸化とはサビ、老化、ストレスを意味する。pH水素イオン(H+)の濃度指数を測定単位とする酸性・アルカリ性の尺度。