ブックタイトルap_tachiyomi_1309

ページ
10/18

このページは ap_tachiyomi_1309 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ap_tachiyomi_1309

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

ap_tachiyomi_1309

0382013.09eportRnterviewI 歯科医院では、あまり臨床検査は行われていませんが、自由診療の存在と予防型歯科医療の普及により、健康維持のための生活指導を目的とした、さまざまなリスク検査の可能性が広がってきました。大切なキーワードは、「非侵襲」「短時間」です。どのような例があるのか、セリスタ㈱の伊藤承正氏にお聞きしました。 (編集部)数分で有害金属・必須ミネラル測定 ルクセンブルクの検査会社が開発・運用している『OligoScan』が、今春、日本に初上陸しました。特殊な光を手のひらに4カ所当てるだけで、被験者の有害14元素、必須ミネラル+参考ミネラル20元素を数分で測定できるシステムです。これまで体内ミネラルの測定には、毛髪検査が一般的でした。しかし、測定に時間がかかることと、過去の状態は分かるものの、現在の状態は測定できないという限界がありました。 『OligoScan』の測定原理は「吸収光度法」です。いずれの化学物質化合物も光の吸収、蛍光、反射など特有の波長を持っています。これらの波長を測定することで、対象物の中に、どのような物質がどれだけ存在するのかが分かります。これを応用したのが吸収光度法で、医療分野だけでなく、環境、食品加工、化学工業などの分野で幅広く用いられています。 分析に当たって重要なのは、それぞ「必須/有害ミネラル」「糖化」「酸化」測定機器 「検査機器業界にこの人あり」と注目されている国際的な事情通。血液検査のような侵襲的検査は検査の場が限られてしまうため、新たなシステムを世界中で探していた。“Selista”という社名は、英語古語で「幸せ」「幸運」「繁栄」を意味する“Sele”、何かを実現する強い意志を表す“Ist”、「感謝」「ありがとう」を意味する“Ta”を組み合わせたもの。伊藤承正氏Ito Yoshimasaセリスタ㈱ 代表取締役非侵襲、短時間での