ブックタイトルap_tachiyomi_1308

ページ
6/14

このページは ap_tachiyomi_1308 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ap_tachiyomi_1308

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

ap_tachiyomi_1308

2013.08 034R epor t 徳島大学病院では2003年に医科と歯科の病院管理機能を統合する際、「1患者1カルテ」の電子カルテシステムを全国に先駆けて導入しました。全身疾患を抱えた歯科患者の増加、周術期口腔ケアの保険収載など、医科・歯科連携の重要性が認識されるようになり、「1患者1カルテ」の医学的・社会的意義は、より高まってきていると感じています。また、運用を開始してから、歯科のカルテが抱えてきた根本的な改善問題も明らかになってきました。当病院の取り組みと課題について紹介します。医科・歯科共通電子カルテへの道 従来、歯科診療所だけでなく、歯科大学病院のような高次医療機関でも、歯科のカルテの記載内容は医科では理解されにくい傾向にありました。その最大の理由は、多くの歯科関係者が・歯科のカルテはレセプトの元帳にすぎないと認識してきたからだと思います。日付、患者名などの記載事項の他は、処置名と、本来カルテには不要なはずの保険点数が記載され、一方で最も重要な所見が明記河野文昭Kawano Fumiaki徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部教授協力:メディア㈱徳島組み大学病院の取り「1 者1」患カルテ」医科・歯科共通