ブックタイトルap_tachiyomi_1308
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115 2013.08 「もっと建設的な記事はないの…?」一般メディアの歯科報道複眼的取材、建設的な提案を―『ZAITEN』と『週刊ダイヤモンド』が相次いで歯科界全体の問題について特集を組みました。いずれも、歯科関係者にとってはあまり目新しい情報ではないのですが、なぜここまで歯科医療が批判を受けるようになっているのでしょうか。安田 発端は、やはりインプラントバッシングだったと思いますが、それが歯科全体を批判の対象にした話題になったのでしょう。特に『週刊ダイヤモンド』は、「もうダマされない!」と、今まで歯科医師が患者さんや国民をだましてきたかのようなタイトル。同誌は全国の電車に吊り広告を出すので、雑誌を読まない人にも歯科への不信感を強めるきっかけとなったかもしれません。 さて、これらの記事が問題だと思われるのは、・批判だけして建設的な提案が一つとして見られないという点です。例えば、『週刊ダイヤモンド』では歯科大学の質低下を批判していますが、ではどうすればよいかということにまでは言及していません。例えば、「教育、研究、臨床の実績が低い歯科大学の何校かを廃止してもよいのではないか」などは、歯科の内部からは言いにくいことですし、ややラジカルですが、いわゆる「歯科医師余り」の処方箋として、そして歯科医師の質向上にとって建設的に思えます。