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0332013.06中国最大の歯科関連企業団地である中国口腔器材産業基地があります。部品や規格を共有し、低コストで効率良く、一定の品質の製品を大量生産するという巨大な歯科専門工業団地が背景に 広州から深、珠海にかけての広大なエリアには、世界有数の工業団地群が並んでいる。この中に、歯科関連企業だけでまとめられた中国口腔器材(南海)産業基地が設置されている。香港や広州国際空港までのアクセスも良く、国際展開に適した立地。巨大歯科専門工業団地 近年、アジア地域のみならず、世界の歯科市場で「佛フォーシャン山市」(広東省)という地名の付いた歯科メーカーの製品を多く見かけるようになりました。ここには、国策に沿った大事業です。巨大な工場群ですので、部品調達や流通に関して大きなスケールメリットを持っています。 北京や上海のデンタルショーと異なり、広州のそれは、産業基地に生産拠点を置く巨大メーカーによる企業展示の趣があるといえます。どの国で開催される国際デンタルショーも同じですが、・ブースがあるフロアや場所により、企業の「格」が示されることが多いものです。中国とドイツは特にその傾向が強く、広州も例外ではありません。最も格上とされる1階フロアでは、ヨーロッパ、日本、一部アメリカの企業が定位置を占め、特にドイツ企業がまとまって出展するドイツパビリオンは出色でした。しかし、今回それ以上に驚きだったのは、・先進国メーカーと肩を並べる中国企業が多数存在したということです。それよりやや格下と見なされる2階フロアには、韓国と台湾のパビリオンが、佛山市の工業基地の中国企業に押された形で出展していました。本格的に輸出戦略が構築されつつあるようです。