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0102013.04壬生秀明氏●みぶひであき 1969年生まれ。スタッフ: 歯科医師2人、歯科衛生士3人、助手3人ユニット:6台 歯を長持ちさせる治療を第一に考える壬生歯科医院。丁寧な診療を心がけているため、患者さんを待たせてしまうこともしばしばという。ゆったりとした待合室には、「ブックディレクター」の幅允孝さん(2013年3月号9ページ参照)に選んでもらった本が並ぶ。昨年4月に移転したばかりという壬生院長に、リニューアルに際して気を付けたことや診療コンセプトなどを聞いた。自院の診療の特徴を明確にし患者さんにもアピール東京都府中市壬生歯科医院患者さんをもてなすためのリニューアル―すっきりとした外観や、天井が高くて広々とした待合室は、一見すると歯科医院には見えないですね。ずいぶんと新しいようですが、いつごろ開業したのですか。壬生 15年ほど前に隣のビルの2階で開業しましたが、手狭になってきたこと、高齢者や車いす利用者が来院できなかったこともあり、昨年4月に移転しました。 4mの高い天井、大開口のガラス窓からの採光、白い壁を基調にして緑を所々に配置した、のんびりと過ごせる空間づくりなどが特徴で、夜になるとガラスから漏れる灯りが医院の良いアクセントになります。開放感と清潔感はもちろん、もともと歯科医院は人に好かれる場所ではないので、歯科医院らしくない医院づくりをお願いしました。―建築設計事務所などはどのように選んだのですか。壬生 建築デザイン誌などで前々から気に入ってコンタクトを取っていた谷尻誠さんに設計をお願いしました。谷尻さんに大枠のデザインを作ってもらい、別の担当者と詳細を詰めて大体の仕様が決まったら、見積もり金額や技術の得手不得手を参考に、いくつかの工務店の中から依頼先を決めました。