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0102013.03新保城一氏●しんぽじょういち 1967年生まれ。97年開業。日本歯科大学歯学部卒業。歯学博士(口腔衛生学)。南カリフォルニア大学客員研究員。JAID理事。スタッフ: 歯科医師3人(うち非常勤2人)、歯科衛生士5人(うち非常勤2人)、受付5人(うち非常勤3人)、事務1人、清掃1人ユニット:4台 バブル絶頂期とその崩壊を体感し、自らも痛手を負ったが、「今までさまざまな人との縁に助けられたおかげで、ここまで来られた」と言う新保院長。先輩・知人などの助言に耳を傾けながら、ここまで歩んできた経緯と、予防に力を入れた診療体制について伺った。「人との縁」を大切にする医院づくり千葉県松戸市しんぽ歯科医院バブルの絶頂と崩壊を目の当たりにした学生時代―どんな学生時代でしたか。新保 アメフト部の副主将として、部活三昧の学生時代でした。上下関係は厳しかったのですが、OBの先輩が年中練習を見に来て、面倒を見てくれました。折しも時代はバブル最盛期、練習後は毎日のように六本木に繰り出していました。―今はとても堅実な印象ですが。新保 バブル崩壊後の恐ろしさを目の当たりにした経験が大きいと思います。あれよあれよという間に、物の価値がなくなって行く様は、若い自分にとっても衝撃でした。中にはバブル以前の持ち物や家族さえなくす方々もいました。 私自身も余波を受けました。勤務医になった当初は大学近くでの開業に憧れていたのですが、結局は両親の面倒を見ながら、松戸市で最も高齢化の進むこの地で、自宅併用の診療室をスタートすることになりました。 しかし、成熟した住宅地でじっくり患者さんと向き合うことができたので、結果的にはこの地域での開業は本当に幸運だったと実感しています。若く未熟な自分を頼りにして信じてくださる患者さんに接しているうちに、この人たちの健康に寄与できる歯科医師になりたいと本気で思うことがで