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0592013.01特 集人生設計とリスク管理譲渡しやすい歯科医院こだわりの設備など 付加価値部分がない 誰が使ってもそれなりに使用できるようになっていることが重要。特定の技量、人格に依存しない経営 ルール化、....
0592013.01特 集人生設計とリスク管理譲渡しやすい歯科医院こだわりの設備など 付加価値部分がない 誰が使ってもそれなりに使用できるようになっていることが重要。特定の技量、人格に依存しない経営 ルール化、システム化、マニュアル化がある程度進んでいると、院長の技量、特定のスタッフの人格などに依存しないで運営できる。数カ月程度院長が空けていても経営できるまでになればOK。予防管理中心、保険中心の診療 レセプト枚数そのものが経営規模を反映しているため、「どれだけ収入があるか」が見えやすい。診療が定型化されているためにテクニカルな部分での障害が少ない。レーザーやマイクロスコープなどの高額機器の存在 10年先には老朽化していると予測され、むしろ「お荷物」になる可能性もある。コアスタッフが中間管理職化している経営 コアスタッフの退職によってパフォーマンスが低下する上、譲渡先の歯科医師との相性もネックになる。専門性が高く自費率も高い診療 紹介患者が多く、前院長の技量に依存しているため、引き継ぐ際に技術的な部分で後継の対象となる歯科医師が限定される。譲渡しにくい歯科医院マミ歯科では、定期的なチェックアップ・アンド・クリーニングが診療の主軸であり、大がかりな介入などは行わない。専門特化しない診療を心がけている。第一条 内部体制を確立する 戦略的後継者選びを考え始めた時期、私には子どもに継承させる選択肢がありませんでした。そのため、できるだけ医院の価値を高めて第三者譲渡をすることを考えました。最初に行ったのは、・誰が院長になっても相応のパフォーマンスを維持できる体制を作るということです。手段は、当時、歯科界の一部で導入が始まっていたISO9001による内部監査・外部監査のシステムです。現在では更新していません