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0102012.11小林健一郎氏●こばやしけんいちろう 1974年生まれ。1999年東京歯科大学卒。2005年開業。江戸川区歯科医師会会員。スタッフ: 歯科医師24人、歯科衛生士8人、歯科技工士3人、受付3人ユニ....
0102012.11小林健一郎氏●こばやしけんいちろう 1974年生まれ。1999年東京歯科大学卒。2005年開業。江戸川区歯科医師会会員。スタッフ: 歯科医師24人、歯科衛生士8人、歯科技工士3人、受付3人ユニット: 12台駐車場: 3台 開業8年目となるこばやし歯科クリニックは、ハード、ソフト、システムの計画的向上に努めてきた。全てのユニットにマイクロスコープを備え、保険診療でも1アポイントに30分以上を確保することが、診療の方向性を象徴している。誠実な医療を提供することで、患者さんだけでなく地域住民にも下町気風を伝えていく役割を担っている。高度医療システムを背景に持ちながら、「おせっかい」を貫く診療姿勢について伺った。地域住民への「おせっかい」を貫く東京都江戸川区こばやし歯科クリニック有床義歯補綴講座で学んだこと―開業に当たって、どのような歯科医療を提供しようと思ったのですか。また、その背景には何があるのでしょうか。小林 歯学生の頃に阪神淡路大震災が起こり、ボランティア活動をした際、学生ゆえの無力感を味わいました。そこで「誰かのために役に立ちたい」という思いを実現するためには、どのような分野であれ、プロの技量が求められることを実感したのです。そうでなければ「誰のために」「何ができるか」が明確にならないからです。 卒後は東京歯科大学有床義歯補綴講座に入局。恩師である櫻井薫教授から、医療人としての基本の部分や、治療計画策定時に「自分の親や兄弟を診療するとしたら、どのような対応を取るか」ということを、第一に考えるよう教えられました。そこで、「自分のミッションは、患者さんのために質の高い歯科医療を効率的・効果的に提供することだ」と心に決め、現在に至っています。 2005年5月に開業してからは、高齢者だけでなく、地域住民のニーズを先取りしたアイデアを次々に実現しています。―開業に当たって苦労されたことはありますか。小林 開業した翌月に、父ががんで亡くなりました。理科医療機器メーカー・㈱三和製作所は末弟が継承しましたが、闘