ap_tachiyomi_1210

ap_tachiyomi_1210 page 14/18

電子ブックを開く

このページは ap_tachiyomi_1210 の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
0822012.10持続性のある「成功モデル」へ国際的視野に基づく独自路線 ―現在、国際的に「歯科医院経営の成功モデル」が描きにくくなっています。数年前までは世界中から見学者が集まっていた大型歯科医院が経営展開....

0822012.10持続性のある「成功モデル」へ国際的視野に基づく独自路線 ―現在、国際的に「歯科医院経営の成功モデル」が描きにくくなっています。数年前までは世界中から見学者が集まっていた大型歯科医院が経営展開に失敗したり、「勝ち組」といわれていた歯科医院が急速に評価を落としたりする時代です。また、「医院経営の根幹は継続だから、画一的な成功モデルは必要ない」という見方もあります。 今後、日本の歯科医院経営の標準的な規模となると考えられている中規模歯科医院(スタッフ10人程度)を経営されている先生方に、どのような経営方針を立ててているのか、経営上の悩みはないのかなどについて教えていただきたいと思います。領木 数年前、国際的な成功モデルとされていた歯科医院としては、韓国のYeグループと、ポルトガルのマローグループが代表的な存在でした。Yeグループの経営危機は、医療機関としては考えにくい大規模な不動産投資を短期的に行ったことがきっかけと見られており、本業のモデルにどこまで問題があったのかは、現時点で医療法人 Smile&Wellnessあるが歯科クリニック 理事長有賀正治氏医療法人社団 大志会今井歯科 理事長今井恭一郎氏 これまで日本の歯科医院経営を特徴付けてきた「小規模医院の多数開業」という状態は、今後難しくなっていくと見られています。若手歯科医師の間でも開業志向が低くなっている中、歯科医師・歯科衛生士合わせて10人以上の規模の人員を持つ中規模歯科医院が増加してきています。これらの歯科医院経営には、人材育成、人事評価などの先行モデルがなかったため、経営層は難しい判断を常に迫られてきました。5人の中規模歯科医院経営者に、「経営状態を把握する評価基準を作れないか」という思いを語っていただきました。(聞き手:本誌編集長・水谷惟紗久)座談会ISO9001による医院改善マネジメント