ap_tachiyomi_1209 page 8/14
このページは ap_tachiyomi_1209 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。
概要:
2012.09 058座談会 訪問診療が広がっている現在でも、歯科医療の大半は外来で行われています。しかし、障害のある人にとって、多くの歯科医院は通いづらい場所のままです。「歯科医院が余っている」とされている昨....
2012.09 058座談会 訪問診療が広がっている現在でも、歯科医療の大半は外来で行われています。しかし、障害のある人にとって、多くの歯科医院は通いづらい場所のままです。「歯科医院が余っている」とされている昨今ですが、より多くの人が通いやすい歯科医院はまだまだ少ないのが現状なのです。そこで、白杖使用、補聴器使用、手動車いす使用の患者さん3人(いずれも歯科受診中)に、歯科受診の際にどこに不便さを感じるか、患者側・医療提供者側の双方で、どのような工夫をしているかについてお聞きすることにしました。歯科受診で感じることそれぞれの障害に特有の不便さがある星川 今回は、歯科医院を受診中の障害のある方に、受診の際のさまざまな「不便さ」と、それらを克服するためになされている工夫、配慮についてお聞きしたいと思います。 公益財団法人共用品推進機構では、障害のある人たちに「不便さ調査」を行ってきましたが、歯科医院を受診する際の問題については特別に扱ってきませんでした。そこでまず、どのようなところに不便を感じるのかについて、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。妻屋 私は30代のころに事故で脊髄を損傷。下半身の運動機能と感覚機能を失い、40年来の車いす生活です。以前に比べれば、生活のさまざまな面で不便さは克服されてきたと感じますが、それらは全国脊髄損傷者連合会を通じた運動の成果でもあると思います。 団体を通じて政府にしかるべき政策を働きかけるだけでなく、個々の商店や公共機関のバリアフリー、介護施設の整備、配慮が欲しい!公益財団法人 共用品推進機構 専務理事星川安之氏Hoshikawa Yasuyuki司 会社団法人 全国脊髄損傷者連合会 理事長妻屋 明氏Tsumaya Akira手動車いす使用