ap_tachiyomi_1209 page 5/14
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0112012.09治療中は拡大鏡をかけて、見落としがないように心がけている。でしたので、心にぽっかり穴が開いたような気持ちになりました。その穴を、彼が理想とした歯科医院を作り上げることで埋めようとしたのかもし....
0112012.09治療中は拡大鏡をかけて、見落としがないように心がけている。でしたので、心にぽっかり穴が開いたような気持ちになりました。その穴を、彼が理想とした歯科医院を作り上げることで埋めようとしたのかもしれません。 2005年4月より、熊谷崇先生のオーラルフィジシャンコースに参加し、メディカルトリートメントモデル(MTM)による予防型歯科医院のシステムとポリシーを学びました。また、『倒れる歯科医院』(日本歯科新聞社)シリーズの執筆者でマネジメントコンサルタントの堀尾芳裕さんの指導の下、スタッフ全員で夜中まで勉強してISO9001を取得しました。MTMとISO9001は、当院の診療・運営システムの基幹となっています。院長が一番の問題児?―スタッフの人数が多いと、教育や人間関係が大変ではないでしょうか?鈴木 スタッフの管理は本当に難しいと思います。でも、当院の場合、私が一番の問題児だったかもしれません(笑)。―それはどういうことでしょうか?鈴木 前述したMTMですが、当院では初期のリスク評価から個々の患者さんに合わせた予防プログラムを立案し、初期治療後に最小侵襲治療を行い、定期的メンテナンスへという流れをチャートに沿って行うことになっています。しかし、私は治療中心に20年以上黙々と働いてきたので、予防の大切さは頭では分かっていても「まぁ、いいじゃない……」と、歯科衛生士やデンタルコーディネーター(DC)が導こうとしている流れを、独断で壊してしまっていたのです。 2年ほど前、前述の堀尾さんが外部監査でいらしていた時、スタッフミーティ