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041 2012.07 広州に向かうルートとして最も面白いのは、香港から深を経て九広鉄路の急行列車に乗って向かう鉄道の旅です。毎年、この辺りの景色は激変しており、巨大な工場が次々に建設されています。香港から広州....
041 2012.07 広州に向かうルートとして最も面白いのは、香港から深を経て九広鉄路の急行列車に乗って向かう鉄道の旅です。毎年、この辺りの景色は激変しており、巨大な工場が次々に建設されています。香港から広州にかけて、周囲の工業団地に大型の歯科技工所が集中していることは日本でも知られていますが、歯科関連企業の工場の建設ラッシュも続いています。まさに「世界の工場」といえます。 同時に、中国全体で歯科医療需要が急拡大しており、これらの巨大工場で作られた製品の多くは輸出に回るのではなく、国内に出荷されることが多いとされています。特に、ドメスティックデンタルショーである広州デンタルショーに出品される製品の多くは、内陸部を含めた中国の歯科医療現場に供給されるも方向性の二極化マネジメント関連に注目のです。そのため、広州デンタルショーは「中国歯科界の今」を知る上で重要だといえるでしょう。 今回は、台湾製品や台湾の医療法人、卒後教育システムの出展が目立ちました。これは、中国と台湾の間で結ばれているFTA(ECFA)の影響であると考えられますが、一般に「台湾のモノやサービスは質が高い」と評価されているようです。 また、各所でセミナーも開催されていたのですが、インプラントやホワイトニングなど、一時流行した治療技術関連はあまり人気がなくなっているようで、マネジメント関連に注目が集まっていました。書籍コーナーも感染予防やホームページ広告などに関するものが人気。これは、開業医が今後、中国全土で増加することと関係してい書籍ブースにて。歯科臨床関連よりもマネジメント関連の書籍の方が注目されていた。中国の歯科口腔医療の中心は依然として大学附属病院なのだが、都市部では開業医が急増しており、今後農村部にも広がる可能性がある。併催のセミナー会場にて。「民間運営の歯科医院マネジメント」と題するセミナーは、立ち見の人が会場からあふれている状態。関心の高さを物語る。