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ドクター87人アンケート編集部R epor t2012.06 060・ 儲かるからと、何にでも手を出してよいとは思えないため行っていない・ 勤務医だが、上司がインプラントに消極的なので行っていない・ インプラント体の埋入は、....

ドクター87人アンケート編集部R epor t2012.06 060・ 儲かるからと、何にでも手を出してよいとは思えないため行っていない・ 勤務医だが、上司がインプラントに消極的なので行っていない・ インプラント体の埋入は、原則的に病院で行うべきだと考えている。インプラント埋入だけでなく、咬合や歯周の管理についても、自院では人員・設備ともに不十分だと考えているので行っていない・ 大学でインプラントの実技について教育・訓練されていないため、行いたくても怖くて行えないというのが本音・ 10年予後を予測すると、認知症になって口腔内環境が劣悪化する、骨粗しょう症になってBP製剤を服用するようになるなどの重大なリスクがある。自分の年齢と患者さんの年齢を勘案すると、自分がその患者さんを生涯にわたってケアできるとは考えにくい・ インプラントのリスクについて十分な知識がないので行っていない・ 元の勤務先のオーナーが、「インプラント・審美」をコンセプトにしていた。彼とその取り巻きに正直へとへとになったので、今は行っていない・ 対合歯だけでなく、隣在歯にも長期的に影響がないとはいえず、そうなった場合の補綴、咬合管理が難しいこと、前歯部では、まだ審美的に十分な技術水準には達していないこと、一度植立すると取り外しが難しいことなどを勘案して、積極的には実施していない・ 他院で処置されたインプラントの不満を当院で話す患者さんがいるため、「自分も何か言われるのだろうな」と思うと怖くなる・ 他院を見学した際、インプラント植立術の技術指導をメーカーの担当者(非医療者)がオペ室で行っているのを見てしまい、信用できなくなったQ 3「行っていない」「やめた」あるいは「今後行いたい」と回答された先生について、理由をお聞かせください・ 低侵襲の定期管理型歯科医療にシフトしているため、抜歯してインプラントを含めて補綴しなければならないような症例が劇的に少なくなった・ インプラントに限らず、国際共通のスタンダードがない治療技術には慎重にならざるを得ないと思う・ 大学勤務時代、インプラント材料の研究を行っていて、危険性の高さを身をもって実感しているため・ わずかな判断ミスでのリスクが大きすぎる。「自費率アップのため」とやっきになっている同業者に嫌気がさしてやめた・他院で症例を勉強して、納得してから行いたい[自由回答](抜粋) 老人ホームに訪問診療に行っているが、入居者の一人が以前、「インプラントなら一生もつから」と言われ、下顎に8本埋入した。しかし、支払いが高額だっただけでなく、予後も悪く、抜去することに。抜去手術でも骨をたくさん削り、大変だったとのこと。そのことと直接関係するかどうかは不明だが、現在その患者さんは、顎堤といえる部分がないに等しく、事後処理に難儀している。 患者さんの中には、インプラントの予後不良が起きても施術した歯科医院に戻らない人もいるので、埋入した歯科医師は「成功」と思っているのだろうが、後始末する側の歯科医師は大変な思いをしているのだ。埋入した歯科医師は「成功」と思っているのだろうが…〈回答からピックアップ〉連携先が見付かりにくい