アポロニア21 2012年3月号 page 4/14
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0102012.03植田晋矢氏●うえだしんや 1962年8月生まれ。鶴見大学卒業。Club22所属。スタッフ:歯科医師1人、歯科衛生士2人(うち非常勤1人)、助手1人、受付1人。ユニット:3台 群馬県伊勢崎市で開業し....
0102012.03植田晋矢氏●うえだしんや 1962年8月生まれ。鶴見大学卒業。Club22所属。スタッフ:歯科医師1人、歯科衛生士2人(うち非常勤1人)、助手1人、受付1人。ユニット:3台 群馬県伊勢崎市で開業している植田晋矢院長は、郊外でも先端の医療を提供できる医院づくりを目指している。 規制外のメタル成分や、CT撮影時の低線量被曝など、現在歯科界を取り巻くさまざまなリスクに警鐘を鳴らす植田氏の思いを聞いた。既成概念にとらわれず安心・安全の医療を模索群馬県伊勢崎市植田歯科地域のコアとなる医院を目指して―どのような医院を目指して開業したのですか。植田 鶴見大学を卒業し、大学の歯科口腔外科に残った後、歯科麻酔科や伊勢崎市民病院で研修をしてから、地元である群馬県伊勢崎市に1995年に開業しました。群馬県には歯科大学の病院もないので、都内に出なくてもインプラント治療などの先端医療が受けられる、地域のコアとなるクリニックにしたいと思っていました。 数多く診るより、一人一人じっくりと診療して、安全・安心の治療を提供することをモットーとしています。―安全面では具体的にどのようなことを心がけているのですか。植田 例えば今後は、メタルを使わない医療というものも考えていかなくてはならないと思っています。医師の裁量権のみでは安全・安心を担保できないと思うからです。 4年ほど前、技工所から上がってきたメタルの色がいつもと違うので、冗談交じりに「これはあなたの所で作ったのではないでしょう」と言ったら、担当者が一瞬凍り付いた後、すぐに頭を下げました。事情を聞いてみると、別の技工所で作っているというのです。当時は海外技工物に日本のメタルの規制外の成分が混じっていることが話題になっていました。元素分析をした結果、メタル自体は