アポロニア21 2012年1月号

アポロニア21 2012年1月号 page 13/14

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091 2012.02 どうせなら改定率100%アップ!?診療報酬改定議論を考える1ポイント当たりの時間単価必要な議論―今回の改定に際して、日本歯科医師会側が提示したのは4・7%アップ。これに対して、大方の見方はマ....

091 2012.02 どうせなら改定率100%アップ!?診療報酬改定議論を考える1ポイント当たりの時間単価必要な議論―今回の改定に際して、日本歯科医師会側が提示したのは4・7%アップ。これに対して、大方の見方はマイナス改定の可能性大というものでした。そのような厳しい環境の下で、とにもかくにも医科を上回る改定率を前回改定に引き続いて獲得したことを高く評価する見方があります。安田先生はどのように評価しますか。安田 以前から講演などで繰り返していることなのですが、どんなに頑張っても1?2%の間で調整される点数の伸びには、いわゆる「臨床的意義」が感じられま『日本歯科新聞』2012年1月1日号せん。日本の歯科医療現場が国際水準から見て異常なのは、・一人の歯科医師が一日に診療する患者数の多さです。患者数が減ったなどといわれていますが、それでも一日に16?7人診療しています。一般的な歯科医院の診療時間を考えれば、30分に1人を診療していることになるのです。いわゆる「歯科先進国」に限らず、新興国の歯科医院でもあまり見られない数です。 むろん、日本人の歯科疾患があまりにも多く、う蝕や歯周病が風土病のように流行しているというのではありません。保険点数の単価があまりにも低いために、多くの患者さんを診療しなければ生