アポロニア21　2012年1月号 page 10/14

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歯科疾患が特定の社会層に集中！口腔内の格差と貧困2012.02 060I nterview　厚生労働省が発表している歯科疾患実態調査を見ると、12歳児のDMFT指数、高齢者の残....

歯科疾患が特定の社会層に集中！口腔内の格差と貧困2012.02 060I nterview　厚生労働省が発表している歯科疾患実態調査を見ると、12歳児のDMFT指数、高齢者の残存歯数ともに改善しつつあります。しかし、これはあくまで平均値に過ぎません。近年、歯科医療関係者やマスコミから指摘されていますが、多くの子どもたちがカリエスフリーとなっている一方、一部世帯の子どもに多数歯のう蝕や欠損が見られます。また、歯科受診の機会を逃し、30～40代のうちにほとんど無歯顎となってしまっている人も少なくありません。私たちは、このような歯科疾患の集中と重症化の背景には、格差と貧困があるのではないかと考えています。　このような「取り残された人々」に対応できるよう、歯科のセーフティーネットの構築を早急に進める必要があると思われます。田村智子氏Tamura Tomoko参議院議員厚生労働委員・日本共産党