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045 2012.01 　今回の展示品を一言で表現するならば、「カラフルで高機能な廉価版」です。特にタービンにその傾向が見られ、昨年まで中国市場を席巻していたディスポタービンの人気は一段落し、再使用可能な金属製タ....

045 2012.01 　今回の展示品を一言で表現するならば、「カラフルで高機能な廉価版」です。特にタービンにその傾向が見られ、昨年まで中国市場を席巻していたディスポタービンの人気は一段落し、再使用可能な金属製タービンが数千円という価格帯で販売されるようになってきています。　これは、中国の歯科医療現場に消毒滅菌のシステムが普及し、ディスポ品を使う必要がなくなったためだと考えられます。しかも、何色もラインアップされていて、好きな色を選べるのが楽しい。また、ディスポ品もカラフルかつ必要十分な機能を備えるようになっており、品質も安定してきました（軸ブレなどが起こりにくい）。このカラフル化の流れは光重合器やシリンジガン、パルプテスターカラフル化の流れ光重合器からアルミ製超音波スケーラーまでにも見られ、一つのブームになっていました。　逆に、素材はプラスチックから金属に置き換わってきています。特に注目されるのは、超音波スケーラーのハンドピースがアルミ製になって耐久性が向上し、オートクレーブ滅菌可能となったことです。ひび割れ、変色を起こすプラスチック製品が多く、この部分の滅菌は事実上あきらめていた歯科医院が多いのではないでしょうか。　超音波スケーラーまで滅菌可能となったことで、日常診療で用いられる器具のほとんどがオートクレーブ対応となりました。同製品はＯＥＭでヨーロッパ市場に売り出しているそうです。　さらに、桂林維潤医療科技有限公司では、フットスイッチがワイヤレスになっている新製品『ＶＲＮ』をラインアップしていました。ワイヤレスの製品は、その他にも口腔内カメラなどにも広がっており、今後のトレンドだといえるでしょう。６色用意されたシリンジガン。中国国内ではなくアメリカのPLASDENT社の製品だが、中国で人気を集めている。「彩色シリーズ」と名付けられたカラフルな低価格タービンハンドピース。3,000円程度の金額で、もちろんディスポ品ではない。上海最新歯科事情