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0752012.01特 集開業医、勤務医の明日借り入れが重なると運転資金がピンチに!経営危機の予兆運転資金の借り入れが増える 当然のことですが、運転資金を短期融資で複数の金融機関から借り入れるようになると経営危....
0752012.01特 集開業医、勤務医の明日借り入れが重なると運転資金がピンチに!経営危機の予兆運転資金の借り入れが増える 当然のことですが、運転資金を短期融資で複数の金融機関から借り入れるようになると経営危機と見なされます。仮に、それらの借り入れを確実に返済できていたとしても、数年後には行き詰まることが多いものです。まして、商工ローンのような高利の市中金融に接触していると極めて危険です。 一方で、「無借金経営」を自慢して必要な投資を行わない歯科医院もありますが、これらの中にも短期間に経営難となるケースがあります。診療内容や設備が陳腐化するからです。 「借金は経営難の母」であることは事実ですが、必ずしも借金そのものが「悪」とは限りません。借り方が問題なのです。最も危険なのは、・その場限りの対応のために小口の借金を繰り返すというものです。経営のリスク要因を根本的に改善することもできず、場当たり的な対処を繰り返すだけでは、いずれ先が見えてしまいます。「経営が悪化している」と感じたら、少しずつ借りるのではなく、ある程度ボリュームのある資金調達をすべきです。 現在、多くの金融機関が歯科医院への融資に消極的な中、ほとんど唯一、日本投資政策銀行が歯科医院に対しても積極的な融資を行っています。上限額は2000万円なので、医院改装などの大規模な設備投資には不足ですが、経営環境を整える資金としては十分でしょう。さらに必要があれば、生命保険を掛け捨て型に変更する形で解約するなどで、まとまった運転資金を業務改善のために用意することができます。ハイリスク医院の特徴小口の運転資金借り入れが増える成功歯科医院に多い「押し付け融資」。無理に貸し付けられた資金で医院を拡大した後、患者数が減少し始めて破綻……。借り入れ借り入れ借り入れ失敗事例