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0662012.01開フォーラム公はじめに徳中村 東京医科歯科大学では、歯科衛生士学校・歯科技工士学校の2つを4年制に移行させ、歯学部口腔保健学科を誕生させました。これにより、近未来の歯科界はどのように展開して....
0662012.01開フォーラム公はじめに徳中村 東京医科歯科大学では、歯科衛生士学校・歯科技工士学校の2つを4年制に移行させ、歯学部口腔保健学科を誕生させました。これにより、近未来の歯科界はどのように展開していくのかをうかがいながら、「勤務医としての歯科医師の未来│歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の近未来像│」について語り合えればと思い、各部門における責任者全員にお集まりいただきました。研究面大学に頼らず単独で国際学術誌に論文発表大田上 現在、私立歯科大学では志願者が急速に減少しており、国立大学では定員の削減が義務付けられています。将来的には歯科医師数は減少していくことになりますが、現在、若手歯科医師の間では、開業を意図せず、一生勤務医として働く人生プランを描いている人が増えています。医科歯科大の場合、開業志向を持つ研修医は1割程度です。 医科では、すでに病院や法人への勤 歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士のキャリアパスが急速に変化してきています。かつては開業医志向が強かった歯科医師ですが、歯科を取り巻く環境の悪化により、現在の歯科学生の多くは、自らの開業を前提とした人生設計を組み立てられなくなっています。一方、歯科衛生士は結婚・出産を挟んで一生の仕事として勤められる職業になりつつあります。さらに、歯科技工士は国内需要のみに着目していては人生設計が非常に限られてしまいますが、国際市場を見渡せば巨大なニーズ・チャンスの可能性を秘めています。本来、それぞれに明るい未来を可能性として持っているはずですが、残念ながら、個人の開業医には若手を育てる十分なシステムそのものが整っていないのが現状です。 このたび世界最大級の歯科医療法人である徳真会と、多くの臨床研修医が研修先として希望する東京医科歯科大学の教授陣が出席して公開フォーラムが開催され、今後の歯科界の展望について語り合いました。(文責:編集部)主催:医療法人徳真会/2011年11月27日東京にて開催田上順次教授Tagami Junji歯学部長荒木孝二教授Araki Koji歯学部教育委員長品田佳世子教授Shinada Kayoko口腔保健学科長鈴木哲也教授Suzuki Tetsuya口腔保健工学専攻東京医科歯科大学