047400464004540044400434004240048765432114004040404040404404040404040508 プラーク動揺度ポケット部位ポケット動揺度プラーク図❶ 27歳、女性。初診時(2024年8月)のパノラマX線写真および口腔内写真、歯周組織検査表。赤字は出血を示す。BOP(Bleeding on probing)100%、PPD(Probing Pocket Depth)4mm以上 48%、PCR 100%最新ツールを駆使した歯科衛生士臨床 111ために視覚的に情報を共有しました。これらの検査で口腔内のリスクをデータ化し、アプローチすることにしました。3.IOS画像の所見 立体的画像からも下顎前歯部の歯肉縁上・縁下歯石や、歯肉の腫脹を確認できました(図2)。臼歯部は前歯部よりはプラークの付着が少ないですが、口腔内に関心が低いため、IOSで撮影した立体的な画像を見せて関心度を高めることにしました。 歯面にはプラークの付着が多いことから、広範囲を磨けるDENT.EX systema genki(ライオン歯科材)を処方しました。患者さんには「しばらくはチクチクしたり出血したりすると思いますが、歯ブラシを歯面に当ててブラッシングを行ってください」と伝え、実施してもらうことから始めました。この後はほぼ毎回、IOSで全顎をスキャンし、前回との比較をしながらOHIを行うこととしました。
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