ddヨーグルト:水分が多く、咀嚼しなくても飲み込みやすいもの(図1c) プリン、ゼリーなどでもよいのですが、ヨーグルトは舌の上に白く残っているかどうかを確認しやすいため、アレルギーがない場合はヨーグルトがよいです。煎餅、クラッカー、クッキーなど:硬くて水分がほとんどなく、しっかり嚙んで唾液と混ぜ、食塊形成を行って飲み込まなくてはならないもの(図1d)2.診療室で準備するもの 診療室では、動画撮影用のカメラ(当院ではiPadを使用)と三脚、検査用に透明なコップ(嚥下時の舌の状態が見えやすいため)やアングルワイダー、スプレーボトル、ティッシュペーパー、発話カード(図2)を準備します。 VTRの撮影は、以下の手順で10分程度行います。1 撮影日、氏名、生年月日を言う2 水を飲む(正面・横)3 ヨーグルトなどの軟らかいものを食べる(正面・横)4 果物などを食べる(正面・横)5 煎餅などの嚙み応えのあるものを食べる(正面・横)6 アングルワイダーなどを装着してスプレーで注水し、嚥下する7 舌を大きく左右に振る8 舌の挙上9 舌小帯の観察⓾ 軟口蓋の動きの観察⓫ アングルワイダーを外して6~8を行う⓬ 発話⓭ フリートークaabbcc図❶ VTR診査当日に持参してもらうもの。a:ミネラルウォーター、b:リンゴなどの果物、c:ヨーグルト、d:煎餅、クラッカー、クッキーなど特集 いまこそ正しく学びたい! 歯科医院で取り組むMFTスタートガイド 45図❷ 発話カード撮影手順
元のページ ../index.html#13