68超音波スケーラーの応用十時裕子3 ─ 4 ─ C ② 超音波スケーラーでは細菌性プラーク、歯石、その他の沈着物を機械的に除去します。超音波スケーラーは、従来は、歯肉縁上歯石を短時間で効果的に除去できるため、歯肉縁上歯石の除去(図1)に使用されていました。しかし最近は、スケーラーチップの改善によって、歯肉縁下のスケーリングも行・ハンドスケーラーと比べて施術時間が短縮でき、術者の疲労も軽減できる・バキュームテクニックや、機器のパワーコントロール、チップの動かし方に配慮が必要である・キャビテーション効果が期待できる・アコースティックマイクロストリーミング(渦状の定常流)によるキャビテーション領域を拡大する効果が期待できる・チップの適切な選択によって、歯肉縁上のみならず根分岐部や深い歯周ポケットへのアプローチも可能となるうことが可能となっており、部位に合わせたチップ(図2)を使用することで高い除去効果が得られることも報告されています 1 。 また、 ハンドスケーラーと比較して同等の臨床的効果を得られるとする研究も報告されています2 、 3 。超音波スケーラーの特徴図 1 超音波スケーラーで歯肉縁上歯石を除去している様子。図 2 さ ま ざ ま な 超 音 波 ス ケ ー ラ ー のチップ。
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