セファログラムの作法と心得
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NNSABAB32ーGroup Ⅰ 5 歳 2 か月ーGroup Ⅱ 7 歳 8 か月ーGroup Ⅲ 10歳 3 か月(男子)(女子)②上顎前突傾向セファロトレースで得られた 12個の計測点をSから順に結んでできた多角形のことである。性別や年齢の平均値をもとに作成されたテンプレートとS点を中心にして重ね合わせることでその差を視覚的に把握し、診断や患者説明などに活用する。通常のセファロトレースでは、対応する年齢別の標準的トレースというものが一般には流通していないため、坂本のプロフィログラムを用いる場面が多い。実際の比較の際は、透明なフィルム用紙に印刷された各症例のプロフィログラムを、S点を基準に上記のプロフィログラム上に置き、角度補正して重ね合わせる。ときには縮尺も変えることがあるため、次ページ以降の解説から運用法を学んでいただきたい描画の順番 S➡N➡ Or ➡ ANS ➡ A ➡ U1切縁➡ L1切縁➡ B ➡ Pog ➡ Me ➡ Go ➡ Ar ➡ S-30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 60 70 80 -20-10-30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 60 70 80100110120130140102030405060708090-20-10S102030405060708090100110120130140ArGoーGroup Ⅰ 5 歳 2 か月ーGroup Ⅱ 7 歳 8 か月ーGroup Ⅲ 10歳 7 か月OrANSL1U1PogArGoーGroup Ⅳ 12歳11か月ーGroup Ⅴ 23歳 7 か月症例平均値OrANSMoL1U1PogMe山内らの成人男子データ 19歳 5 か月MoMeーGroup Ⅳ 12歳11か月ーGroup Ⅴ 19歳 7 か月山内らの成人女子データ 19歳 5 か月図1プロフィログラム3,4①平均値に近い骨格系③下顎前突傾向

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