Phase1Phase2Phase3Phase4Phase5ステップワイズエキスカベーションの治療説明へReference case 2症状の強い可逆性歯髄炎を有する患者への説明例主訴: 5 年ほど前にむし歯治療した歯が,半年前から食事のたびに冷たいもの,温かいものがしみてつらい.CommentPhase 1ab₆-++--- 打診痛根尖部圧痛CPTEPT反応あり 反応あり冷痛温痛咬合痛■ 歯髄の診断修復物CR 不適 現在〇〇さんの左下奥歯には,歯髄にかなり近いところまでむし歯が進行しています.ここまで進行していると歯髄はすでに弱ってしまっていることもありますが,検査の結果,歯髄は現在生きていて,ほとんど症状もないため,ある程度元気でいてくれることがわかりました.そのため,今回は歯髄を残す治療をしたいと考えています. 治療法は,できる限り歯髄に対してストレスのかからない,段階的にむし歯を取っていく方法を選択したいと思います患者:25歳,女性.患歯:₆ .53図 1 -51 患者への説明例.図 1 -52a,b 初診時の口腔内およびデンタルエックス線写真.a:患歯の咬合面には適合不良の古い充填物が入っている.b:不良充填物の直下に二次う蝕と思われる透過像が確認できる.自発痛図 1 -52c 初診時の歯髄検査結果.
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