骨補填材料&メンブレンYEARBOOK2025/2026
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Clinical Report 571990年 福岡県立九州歯科大学歯学部卒業1994年 医療法人社団洛歯会 中田歯科クリニック開設2009年 医療法人社団洛歯会 デンタルクリニックTAKANNA 開設京都府立医科大学 / 医学部医学科客員教授/日本顕微鏡歯科学会指導医/日本臨床歯周病学会認定医/日本口腔インプラント学会専門医/EN 主宰/ITI Fellow1 壁性骨欠損中田光太郎 Nakata Kotaro医療法人社団洛歯会 中田歯科クリニック 理事長裂開状 / 開窓状骨欠損水平的骨造成術垂直的骨造成術1 壁性骨欠損・垂直的な萎縮をともなう治癒した歯槽堤 ・場合により 2 回法アプローチ・チタン強化型 e-PTFE,d-PTFE・メンブレンの固定が必要・自家骨 & 異種骨・一次創傷閉鎖・抜歯後 4 ~ 8 週の歯槽堤 ・カントゥアオグメンテ─ション+早期埋入・コラーゲンメンブレン(固定なし)・自家骨 & 異種骨・一次創傷閉鎖図 1 GBRの欠損形態別推奨術式(参考文献 1 より引用改変).・水平的な萎縮をともなう治癒した歯槽堤 ・場合により 2 回法アプローチ・コラーゲンメンブレン・オプション 1 :自家骨ブロック&異種骨・オ プ シ ョ ン 2 : ソ ー セ ー ジ テ クニック(自家骨 & 異種骨)・一次創傷閉鎖 Guided Bone Regeneration(以下,GBR)は,インプラント埋入と同時に,あるいはインプラント埋入の前に,欠損した歯槽骨の再建に用いられるさまざまなテクニックの中でもっとも頻繁に用いられる手法である.GBRは1990年代にGBRの適応を定義し,骨移植片,さまざまなバリア膜,および骨代替材料を検討することによって開発されてきた.合併症が特定され,外科的技術の修正と材料の進化に(Deproteinized Bovine bone mineral:以下,DBBM)と,よって大きく軽減され今日に至っている.その材料に関してスイスのガイストリッヒ社が提供する天然ウシ由来の多孔性骨補填材料であるバイオオス吸収性天然コラーゲン膜のバイオガイドの組み合わせは,長期にわたり世界中で用いられている非常に信頼の高い生体材料である.今回は,欠損形態別に臨床例を示すとともに,他に類を見ない多くの文献にサポートされたその実績と安全性,信頼性について紹介したい(図 1).ガイストリッヒ バイオオス®/ガイストリッヒ バイオオス ペン®/ガイストリッヒ バイオガイド®はじめにガイストリッヒ バイオオスとガイストリッヒ バイオガイドの臨床応用Clinical Report

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