(咬合面クリアランス確認)(図8)スーパーファイン:研磨用)用するポイントの太さで異なる)イスカットを行う)・各ステップにおける、①削除量、②軸面角度、③フィニッシュラインの状態と形成幅などの確認に使用・咬合面のクリアランス⇒1.0~1.5mm・基本形態は逆屋根型・天然歯の解剖学的形態に類似(舌側溝+主隆線)・シリコーンインデックスを最初から使用することを勧める・ガイドグルーブはポイントの太さ1/2~2/3本分程度(使・フィニッシュライン部分ではクラウンの厚みが最低1.0mm程度は必要・頬側⇒基本2軸(N-FCBを付与すると最終的に3軸)・口蓋側⇒基本2軸(FCBを付与して最終的に3軸)・テーパーのつきすぎに注意(対側との平行性を確保)・隣在歯を可及的に傷つけない(①で示した細いポイントでスラ・接触点を含めてエナメル質を一定量削除し、頬舌的に空隙が生じた後に②のポイントを使用する・歯間乳頭を傷つけない・各隅角部を移行的かつ滑らかに4面をつなぐ・遠心口蓋側の隅角部の形成難易度が高い・テーパーのつきすぎに注意(対側との平行性を確保)・適時シリコーンインデックスを用いて形態・削除量等をチェックする・咬合面クリアランスを確認・支台歯形態の全体像をチェックし、アンダーカットやフィニッシュラインの不連続性に注意・フィニッシュラインの幅、歯肉縁との位置関係・フィニッシュラインの連続性・ラインアングルや隅角部に丸みをもたせる ₆のフルジルコニア冠(モノリシックタイプ)を例に支台歯形成の手順(表2、図2~8)を示す。切削装置(マイクロ上顎大臼歯におけるフルジルコニア冠(モノリシックタイプ)の形成手順モーター)と切削器具(ダイヤモンドポイント:CAD/CAMプレパレーションキット、松風)はChapter2と同様である。402.上顎大臼歯に対するCAD/CAMを応用した歯冠修復装置支台歯形成の実際ポイントの種類、器具詳細、注意事項など形成手順1.支台歯形成前の準備(図2)当該歯にパテタイプのゴム質印象材でインデックス(シリコーンインデックス)を製作しておく2.咬合面ガイドグルーブと咬合面の削除(図3)中・太径+先端の丸いテーパー状のポイント《102Rもしくは106RD》中・太径+先端の丸いテーパー状のポイント《102Rもしくは106RD》3.軸面ガイドグルーブと軸面形成(図4)①スライスカット⇒細径のテーパー状のポイント(先端が丸くても可)《204、104R》(松風のCAD/CAMプレパレーションキットには含まれない)4.隣接面スライスカット(図5)②スライスカット後に隣接面形成部のスペースを広げる⇒中径+先端の丸いテーパー状のポイント《102R》5.全周にわたる軸面形成(図6)中・太径+先端の丸いテーパー状のポイント 《102Rもしくは106RD》6.フィニッシュライン(図6)太径+先端の丸いテーパー状のポイント 《106RD/107RD、SF106RD/SF107RD》・シリコーンインデックス・ユーティリティーワックス/ストッピング7.支台歯形態の評価(図7)・形成量確認用インスツルメント・太径+先端の丸いテーパー状のポイント 《106RD/107RD》・ペアシェイプのポイント《265R》・ひょうたん型のポイント《SF151》8.全体の形態付与(図7)・太径+先端の丸いテーパー状のポイント《106RD/107RD、SF106RD/SF107RD》・中径+ストレート状のポイント《114、SF114》・ペアシェイプのポイント《SF265R》(SFは9.仕上げ+研磨表2 上顎大臼歯におけるフルジルコニア冠(モノリシックタイプ)の基本的な形成手順を示す。
元のページ ../index.html#3