bdaegcf図❶a:自院で6年前に処置した4部位頰側粘膜に発赤を認めた患者が来院図❶b〜d:セメント固定していた補綴物をリムーバーで除去したところ、アバットメント周囲に軽く出血を認めた(b)。その後、アバットメントも除去し、プロービングをしたところ、インプラントプラットフォームからさらに4mm程度プローブを挿入でき、周囲骨吸収が起きていることが確認された(c)。そこで5、6から近心に延長したプロビジョナルを作製し、4部位はカバースクリューを装着した(d)図❶e〜g:10日後に再来院して外科的対応を実施するが、カバースクリュー上に軟組織がある程度被覆することで、外科処置後の創部の完全閉鎖がしやすくなる(e)。切開は隣接するインプラントには触らず、近心の天然歯周囲は歯肉溝内切開を行った(f)。全層弁で歯肉を剝離するとインプラント体周囲には肉芽と囲繞性の垂直性骨欠損が確認できた(g)175■ インプラント周囲炎の外科的対応例①(図1a〜u)
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