18矯正歯科治療は深い森のようなものである。ゴールへのルート(治療方法)は複雑であり、途中幾度となく道に迷うことになる。しかし担当医にとっては、治療が進むにつれ新しい知見が得られたり、患者の協力によって未知の可能性が生まれたりする神秘的な面もある。があるからこそ、矯正歯科治療という森を、遭難することなく正しい方向に突き進むことができる。図1-1 アライナー矯正治療では、想像力と創造力をもった治療戦略が必要となる。治療戦略は地図と方位磁針である。治療戦略てナビゲーションをする役割を負う。患者がアライナー矯正治療の運転手である。担当医は、助手席で地図を持ち、ゴールに向かっCHAPTER 1 実践の前に知っておくべきことプロローグ
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