脱マトリックス!フリーハンドのII級窩洞CR充填 3D printer technique
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① ラバーダムと窩縁が近いケースでは圧排糸を挿入するCHAPTER 2CHAPTER 2図㉑ 窩縁がラバーダムと接してしまっている状態024本章では、3D printer techniqueを使ってⅡ級窩洞を充塡する際の手順を追いながら、同時に必要な器具・機材について紹介していく。窩縁をしっかりと歯肉縁上に出すことで、フローレジンの漏出を防ぎ、的確な充塡を行うことができる(図24)。圧排糸は、筆者はシリコーンテープを加工し製作した圧排糸を滅菌して使用している。通常の圧排糸でもできないことはないが、繊維の毛羽立ちがあるとそれを伝ってフローレジンが漏れ出てしまうため、確実に窩縁にかかるものを排除す図21は、う■除去が終了し全周にベベルを付与し終えた状態である。ここから3D printer techniqueを開始していくが、窩縁とラバーダムが接しているとそこを伝ってフローレジンが漏れ出てしまい、失敗に繫がる(図22)。まずは、ラバーダム上から圧排糸を挿入し、ラバーダムとの間に圧排糸ぶんの空間を開ける(図23)。3D printer techniqueの手順と必要な器具機材

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