インプラントYEARBOOK 2025
2/6

巻頭特集 理想的なインプラントデザインとは17図2 インプラント体とアバットメントの接合様式.図3 インプラント上部構造の構成.エクスターナルTissue Level(TL)Bone Level(BL)インターナルバットジョイント図4 ジルコニア上部構造の破折.(土肥 学先生[有限会社デンタルワークスシステム・U]のご厚意により提供)コニカルジョイントBone Level(BL)インダイレクト構造Tissue Level(TL)ダイレクト構造(図4).適切な被着面処理とともに的確な接着操作ロファイルを付与することが可能です.そして,チタンベースと技工サイドで接着された上部構造体はアバットメントスクリューでインプラント体にスクリュー固定されることから,インプラント周囲炎の原因と危惧されるセメントの残留がありません.さらにアバットメントよりも安価なチタンベースを使用することから,経済的にも有利です. ダイレクト構造は利点ばかりのようにみえますが,注意しなければいけない点が2つあります.1つ目は,技工サイドで接着されるチタンベースと上部構造の脱離,もしくはジルコニア上部構造の破折ですが肝要となります.また,エマージェンスプロファイルの過度な陥凹はジルコニアの厚みを確保するこ

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る