外注型アライナーでアタッチメントテンプレートを使用する場合内製型アライナーの場合はダイレクトボンディング アタッチメントが効果的Aiロボット(Tera Harz Smart Robot)の活用内製型アライナーのアタッチメントPart3 Shape Memory Aligner 形状記憶アライナーではマージンコントロールやブロックアウトが少ないことからアタッチメントを使用することが少なくなった。しかし、必要に応じてアタッチメントをつける340図3-1M①〜③ ①スキャニング、② アタッチメントテンプレート、③バリが残っている状態。スキャンしてから、アタッチメントテンプレートを使用してアタッチメントを装着する。テンプレートを使用してつける時に、バリが生じることがあり、バリはアライナーの適合に影響する。また、テンプレートがズレていたりするとアタッチメントがあることでアライナーの適合力が下がる原因にもつながる。図3-1N①〜③ ①スキャニング前にアタッチメントを装着する、②スキャニング、③3Dプリンターによるアライナープリント。内製型アライナーでアタッチメントが必要な場合は、スキャニングの直前にダイレクトボンディング法にて装着する。形態も自由に設定できるので、歯の移動方向やアクティブサーフェイス(力をかけたい方向)を考慮して形態を決定する。装着後にスキャニングを行い、アライナーを製作する。アライナーの適合が良い。図3-1O①〜③ ①われわれのクリニックに導入されたTera Harz Smart Robot(Graphy)。②3Dプリンター後の後処理が自動化される。③2024年のアメリカ矯正歯科学会のブースに展示されたTera Harz Smart Robot、同年より各国の学会でも展示され、注目を受けている。①②③①②③①②③ 2024年4月より、形状記憶アライナー製作のためのAi ロボット(Tera Harz Smart Robot/Graphy)が世界で初めてわれわれのクリニックに導入された。内製化の課題となる、技術レベルの均一化、人員削減、製作スピードこともできる。アタッチメントの形態や、つけるタイミングもドクター自身が治療計画において必要かどうかを戦略的に考えて設定する。の向上が解決される。Aiとデジタルの技術は日々進化しているため、今後さらにロボットはクリニックに身近になり、第5世代の内製型アライナーの技術革新の未来に対する期待が高まっている。AlignerTechnique 87
元のページ ../index.html#8