アライナージェネレーション
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ブロック側方拡大Chapter1 Crowding69ブロック3:黄の側方拡大ブロック4:赤の近心移動図2-1H①〜⑥ ブロック側方拡大のステップ。初診時ブロック1:青の側方拡大ブロック2:緑の側方拡大ブロック5:白のスペース確保後、唇側移動ブロック3:黄の側方拡大最終時、白線より唇側に前歯は移動していない2)側方拡大の予測実現性を高めたい時 たとえば治療計画で左右ともに2mmの側方拡大を左右同時に行った場合、合計で4mmの拡大になる。しかし、仮に右側の一部の歯の歯根がすでに皮質骨に接していた場合、その歯は移動が阻害され側方拡大ができない。アライナーは4mmの拡大をするように設計されているので、すべてのアライナーを使用した後の結果は右側は拡大されず、4mmすべて左側だけの予測とは違う拡大になってしまう場合も想定される。その場合、左側だけ交叉咬合になってしまうリスクもある。そのようなリスクを下げる目的で、1歯ずつ遠心移動するということは多くの固定源が使えることになる。後方の歯から確実に拡大していく順次拡大方式は有効である。④ ブロック側方拡大 左右の大臼歯、小臼歯、犬歯、前歯部を全部で8ブロックに分けて、戦略的に拡大を行っていく方法である。この拡大方法のメリットは正中線の不一致を改善する際や片側の拡大が必要な際に有効である。①②③④⑤⑥AlignerTechnique 20

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