ベーシックGBR
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Chapter4GBRに必要な組織・解剖Chapter5Chapter6Chapter7Chapter8Chapter9Chapter1Chapter2Chapter3骨補填材料とメンブレンGBRのバイオロジー縫合のテクニックGBRのテクニック術後の合併症GBRに必要な器具GBRの基礎知識患者の術前管理予知性の高い骨造成のための“PASS”の原則スペースの獲得/維持好ましくない細胞の排除骨組織再生の場の安定■Part1 GBRの基礎1-1-2一次創傷閉鎖テンションフリーにて確実に行う血管新生十分な血液供給・骨髄内浸透簡単に説明すると……GBRを成功に導くにはPASSの原則を守ることが大事です。 GBRでは図1-1-2のPASSの原則1、2がポイントです。手術時にはこれら4つの原則を守り、骨補填材料、保護膜(メンブレン)、固定用ピン、テンティングスクリューなど使用して骨の再生を促します。① 手術部位の傷が開かないこと(Primary wound coverage/closure)② 手術部位に必要な血流の供給があること(Angiogenesis, Adequate blood supply)Point!③ 手術部位に骨の新生が起こるための必要な空間が維持されていること(Space creation/maintenance)④ 手術部位が動かないように安定性を保つこと(Stability of wound) これらの要素が達成されることにより、予知性の高い骨造成が可能です。111.WangHL,BoyapatiL."PASS"principlesforpredictableboneregeneration.ImplantDent.2006Mar;15(1):8-17.2.一般社団法人日本インプラント臨床研究会(編).インプラント図鑑.視覚で巡るインプラントの世界.東京:クインテッセンス出版,2024.参考文献図1-1-2 PASSの原則(参考文献1、Wang ら、2006より引用改変)。PSASGBRの原理原則

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