▼この答えの根拠となる文献はコレ!がん腎疾患肝疾患身体機能低下骨粗しょう症食欲低下小児成人高齢者高血圧症妊婦41(文献1より転載)1.農林水産省.「食事バランスガイド」について. http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/(2024年6月21日アクセス) 平成17年6月に厚生労働省と農林水産省が、健康で豊かな食生活の実現を目的に策定。1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいか、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストで示している。2.Iwasaki M, et al. Association between dental status and food diversity among older Japanese. Community Dent Health. 2015 Jun;32(2):104-10. PMID 日本人高齢者252名を対象に、歯の状態と食品多様性(FDSK-11)との関連を調査。歯の少ない女性は、食品多様性が低く、歯の喪失は高齢日本人女性の食生活の質の低さと関連すると示唆している。3.本川佳子,田中弥生,菅洋子,細山田洋子,枝広あや子,高城大輔,平野浩彦,渡邊裕.アルツハイマー病高齢者における認知症重症度別,身体組成・栄養指標に関する検討.日静脈経腸栄会誌.2017;32:(1):851-7. 施設入居のアルツハイマー病高齢者301名を対象にした研究。アルツハイマー病高齢者に対しては、体格のみならず種々の筋量を含む基礎代謝量などを定期的に計測し、早期に低栄養などの危険性を見つけ、食欲維持や低栄養予防の介入が必要であると示唆している。4.新開省二.全世代を通じたバランスの良い食生活の提唱 主食・主菜・副菜,多様な食品摂取と栄養素密度.栄養誌.2017;75 Suppl 5:58. 高齢者は、ロコモや認知症、低栄養などの老年症候群の予防が課題。そのほかの世代でも、それぞれ高齢期とは異なる栄養問題を抱えている。全世代で共通する“バランスのよい食生活”とはいかなるものかを提唱している。26263604(日本人高齢者における歯の状態と食品の多様性との関連)ります。管理栄養士が考える“正しい栄養の摂り方”は、「食事バランスガイド」を参考にした摂取方法です。多様な食品を食べることで、栄養素の摂取はもちろん、口腔機能状態2・栄養状態の維持や認知症の予防3,4につながるという報告があります。結局、さまざまな食品を偏りなく摂るよう心がけることが重要ではないでしょうか。図2 食事バランスガイド (一部)
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