口腔機能“実践”読本 口腔機能低下症&口腔機能発達不全症
9/10

D□□□□□□□□□□□□□ 出生時 体重    g 身長     cm カウプ指数:      C項目B分類A機能*1:カウプ指数(6歳未満の幼児) {体重(g)/身長(cm)2}×10で評価 ※:「上記以外の問題点」とは口腔機能発達評価マニュアルのステージ別チェックリストの該当する項目がある場合に記入するC-1 先天性歯があるC-2 口唇,歯槽の形態に異常がある(裂奇形など)C-3 舌小帯に異常があるC-4 乳首をしっかり口にふくむことができないC-5 授乳時間が長すぎる,短すぎるC-6 哺乳量・授乳回数が多すぎたり少なすぎたりムラがあるなどC-7 開始しているが首の据わりが確認できないC-8 スプーンを舌で押し出す状態がみられるC-9 離乳が進まないC-10 口唇の閉鎖不全がある(安静時に口唇閉鎖を認めない)C-11 やせ,または肥満である(カウプ指数で評価)*1 現在  体重    g 身長     cmC-12 口腔周囲に過敏があるC-13 上記以外の問題点※該当項目 口腔機能発達不全症の診断には,口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方2に示されている評価項目を使用します.成長の段階に応じて評価基準が異なり,離乳完了前後で評価基準が分けられています. 離乳完了前は,チェックリスト(図2)(巻末付録:資料1参照)のうち「食べる機能」,「話す機能」の項「口腔機能発達不全症」チェックリスト(離乳完了前)目で2つ以上の該当項目があるもの(C-1〜9のいずれか1つを含む)について口腔機能発達不全症と診断します. 離乳完了後は,チェックリスト(図3)(巻末付録:資料2参照)のうち「食べる機能」,「話す機能」の項目で2つ以上に該当(C-1〜6の中のいずれか1つを含む)場合に口腔機能発達不全症と診断します.食べる話すその他哺乳離乳構音機能栄養(体格)その他図2 「口腔機能発達不全症」チェックリスト(離乳完了前)(参考文献2より引用改変).118口腔機能発達不全症の診断

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る