硬・軟組織マネジメント大全
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①②③192 重度な硬・軟組織欠損をともなう21連続欠損、さらに隣在歯のアタッチメントロスと、もっとも困難な条件が重なる症例であったが、最終補綴装置装着後の状態では失われていた正中および中切歯、側切歯部の歯間乳頭は良好に再建され、きわめて自然な外観となった。スマイルも魅力的になり患者は非常に喜んでいる。今後は1の外部吸収も含め慎重な経過観察が求められる。図5-21ab パンチアウト前の状態、十分な形態となった。図5-21ae 治療後の正面観。軟組織形態は良好な対称性を示している。図5-21ac プロビジョナルレストレーション装着のために、唇側の軟組織を部分的に切除した。図5-21ad プロビジョナルレストレーションによって調整された軟組織形態。図5-21af 治療前に比べて劇的に改善したスマイル。自然なスマイルにはわずかな歯間乳頭の露出が不可欠であった。図5-21ag①〜③ 術後のX線写真およびCT像は三次元的な増大が達成されたことを示している。

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