硬・軟組織マネジメント大全
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2章 下顎臼歯部79図2-21e 唇側フラップを把持し、断端から4〜6mmのバイトサイズをとって垂直に刺入し、垂直に刺出する。図2-21g 刺出部位から水平的に3mm離れた部位に、同様に外側から刺入、刺出する。図2-21i 糸を頬舌側のフラップに通したら結紮前に牽引し、フラップが垂直・水平的にズレなく良好に適合していることを確認する。この時5g以上の力を要するのであれば減張が不十分であるため、再度ミニミーでチェックし必要な部位に減張を加える。図2-21f 近遠心的に頬側フラップと等距離の部位、断端から同一のバイトサイズで骨膜に対し垂直に刺入し、上皮に対し垂直に刺出する。図2-21h 最初の刺入部位から3mm離れた位置の断端から同等の距離の部位に骨膜から上皮に向けて直角に針を通す。図2-21j マットレス縫合終了時、フラップはすべての部位において内面どうしが均一に接触している状態となる。

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