悩めるエンド難症例 診断のポイントとその対応
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g図7g,h 脈打つような排膿が続いたが,マイクロスコープでクラックがないことを確認した(2012.6.2).k図7k,l 経過観察時(2014.4.10).CT画像でも₆₇ともに 骨梁の回復を認める.53図7e ₇根管充填時(2011.12.27).₇の根充を終えて₆の根管治療を開始.₆には水酸化カルシウム製剤を貼薬している.図7f 初診より1年(2012.9.20).₆遠心根の根尖は大きく歯根吸収しており,術前よりも透過像が大きくなっている.図7j 根管充填時(2013.7.3).それまで止まる気配のなかった排膿がピタッと止まり,根管充填を行った.図7m 初診より13年(2024.2.19).一時期は抜歯もやむなしと考えたほど透過像と症状が増悪したが,オーバーインスツルメンテーションを行うことで一気に形勢が逆転した.根尖病変は縮小傾向にある.図7i 再度CT撮影を行って根管内に残存するガッタパーチャポイントがないことを確認した(2012.9.20).根尖孔が非常に広いことがわかる.根尖孔外のバイオフィルムを疑いオーバーインスツルメンテーションを行った.efh₆₇lCHAPTERⅢ 根管形態に起因するもの

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