2 retpahCトンメジネマの1 epyT窩歯抜:低35Ncmが理想)および良好な初期固定が挙げられる。プロビジョナルレストレーションとDual-Zone法を併用した移植を成功させるには、移植前にプロビジョナルレストレーションを製作しなければならない。プロビジョナルレストレーションは、チェアサイドで採得した印象を使用してアクリルまたはコンポジットレジンから製作するか、事前に歯科技工所で製作することができる。その後、鋭利なメスで抜歯する歯の周囲の骨縁上線維群を切断し、周囲軟組織が傷つかないように非侵襲性抜歯を行う。抜歯窩を十分に掻爬し、インプラントを口蓋側寄りに埋入する。プロビジョナルレストレーションが製作され、口腔内に装着して形態などに問題なければ、平らなカントゥアのヒーリングアバットメントを装着することができる。こうすることにより硬組織領域のみならず、遊離歯肉縁の高さを超えて軟組織領域にも骨移植材料を充填することができる(図79参照)。その後、プロビジョナルレストレーションは、抜歯窩のソケットシーリング装置として使用されるため、装着後にトルクをかけてスクリュー締結される。スクリュー固定式プロビジョナルレストレーションは、セメントを使用しないため、歯肉縁下においてインプラント‐アバットメント境界面が1か所のみとなり、非常に予知性の高い処置となるという利点がある。同様のプロトコールをカスタムヒーリングアバットメントでも使用することで、フルプロビジョナルクラウン補綴修復の代用とすることができる。インプラントの初期固定が25Ncm未満の場合によく行われる。抜歯およびインプラント埋入時にプロビジョナルレストレーションを製作することで、治癒期間における審美的修復、コンタクトの確立による歯間乳頭のメインテナンスを行うことができるという利点がある。1992年のTarnow、Magner、Fletcherら568182図81 iShell装置(BioHorizons/Vulcan Custom Dental)はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)製のテンポラリーシリンダーを貫通して装着され、固定される。図82 スリーブ装着時には、iShell保持器具(PPIS;HuFriedy)を使用する。図83 iShell がPEEK製テンポラリーシリンダーの周囲に適切に装着後、これら2つをアクリルレジンまたはコンポジットレジンで互いに固定する。 血液成分がレジン材料自体に巻き込まれないように、iShellをテンポラリーシリンダーに固定する際には、レジンは少量を数か所につけて固定を行うよう注意する。図84 しっかり固定されたiShellは、テンポラリーシリンダーともに撤去し、血液成分を高圧蒸気洗浄などでしっかり洗い落とし、隙間には口腔外でレジンを追加して充填する。
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