シングル・トゥースインプラント
3/8

2 retpahCトンメジネマの1 epyT窩歯抜:骨移植材料がある。しかし、特定の治療部位の最終的な目的によっては、より良い材料でより安定した結果が得られる、より良い選択がある場合もある。口腔内で使用する骨移植材料には、自家骨、他家骨、異種骨、および人工骨という4つの基本的な種類がある。自家骨自家骨は、患者自身から採取される骨移植材料である。採取できる場所として、下顎枝、上顎結節、オトガイ、歯槽堤がある。口腔外で採取できる場所として、腸骨稜、脛骨、頭蓋骨が挙げられる。自家骨は患者が異物に対する免疫反応を起こすことなく完全に受容されるため、現在でも多くの臨床医にとってゴールドスタンダードと考えられている。自家骨はまた、体に吸収される過程で成長因子を放出する能力もある。これにより、その他の材料と比べて治癒期間を短縮することができる。自家骨は、顆粒状で使用することも、ブロック状で採取して広範囲に使用することもできる。自家骨は、すべて皮質骨、すべて海綿骨、またはその両方の組み合わせである皮質海綿骨である。皮質骨が多いほど、吸収が遅くなる。一方、海綿骨が多ければ多いほど吸収が速く、患者の骨が速く置き換わり骨移植材料のリモデリングが行いやすくなる。527172他家骨他家骨は、遺伝子形式の違う同種間(すなわち、他のヒトや献体)の移植片を移植することである。他家骨は抗原性を軽減するために、凍結乾燥処理、放射線処理、化学薬品処理、またはこれらの組み合わせで処理されている。さらに、脱灰処理されたものと、脱灰処理されてないものがある。インプラント治療や歯槽堤増大術では、非脱灰他家骨が多く使われている。その理由は、非脱灰他家骨は吸収が遅く、移植した部分をしっかり維持するために最適だからである。この材料には、皮質骨、海綿骨、または皮質海綿骨がある。皮質骨の割合が多いほど、吸収が遅くなる。現在では、皮質骨、海綿骨、脱灰処理したもの、非脱灰のものなど、さまざまな種類を組合せたものが抜歯窩のDual-Zoneマネジメント軟組織領域硬組織領域

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る