いちから始める! 目で見てわかる! 下顎吸着総義歯nolink
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b図3a、b 舌下腺から延びる小舌下腺管の開口部が舌下ヒダを形成する。舌下腺の位置や形態により舌下ヒダの大きさなどは個人差がある。このスポンジ状の軟らかい組織が豊富なほど強い封鎖が期待できる。aab図4a、b 通常、舌の横腹とレトロモラーパッド舌側下方(後顎舌骨筋窩部)の顎堤は接している。そこに義歯床を挿入し、義歯床舌側研磨面に舌の横腹を密着させることで、代償性封鎖とする。2.下顎総義歯吸着のために必要な条件は? ─総義歯辺縁および顎堤粘膜に求められる形態─17 舌下ヒダ部というスポンジ状の軟らかい組織が豊富なほど、強い封鎖が期待できる(図3)。 通常、舌の横腹とレトロモラーパッド舌側下方(後顎舌骨筋窩部)の顎堤は接している。そこに義歯床を挿入し、義歯床舌側研磨面を舌の横腹で下方に抑え込むことによって封鎖が成り立つ(図4)。舌側前方:舌下ヒダ部による封鎖舌側後方:舌の横腹による密着封鎖閉口時舌下ヒダ部による封鎖舌側後方の舌の横腹による封鎖

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