上顎の形成同様に隣接歯にバーを当てないように注意しながら削合していく.倍率は低倍率~中倍率で形成し,舌や頬粘膜を巻き込まないように注意しながら行う.また,鋭角な面はバーの角度を変え,丸みを意識しながら鈍角(丸く)に仕上げていく(図9〜11).手順3 咬合面の形成CHECK!!CHECK!!CHECK!!CHECK!!CHECK!!CHECK!!116別冊the Quintessence マイクロスコープ動画88本で学ぶ! 精密補綴処置図9 低倍率での形成(バーの当て方と隣接歯に注意しながら).図11 中倍率(ミドルレンジ)での形成.隣接歯に当てない,見えない場合は勘に頼らず,必ず患者頭位とマイクロスコープの位置を変え,見える角度にしてから形成する.図10 エンジンを立ててもマイクロスコープと干渉しない位置(距離)で形成を行う.術者の眼がマイクロスコープ(接眼レンズ~対物レンズ)を通して形成CHECK!!CHECK!!する歯を見る(眼とマイクロスコープが一体化)するイメージをつねにもつ.Dr.SAKUMA3章 マイクロスコープ下での支台歯形成
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