ITI Treatment Guide Volume 14
3/8

図4 一次安定性が低下するにつれて二次安定性が徐々に上昇する図。二次安定性の増加速度は、インプラントの表面性状、外科的外傷、患者の生物学的能力に影響される。Ҙ/) - +җ4/

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る

$/ч$( җ2 &.Ҙ-*'4**rolyaTDTdooWǹǺǹǺ . , . ,п.MSǹпрстуфхц-) 1#"ardnevahgaRǹ . 短期的および長期的な臨床的成功を得るには、オッセオインテグレーションの過程全体を通して機械的安定性が必要であることが一般的に証明されている(Listgartenら、1991;AlbrektssonとZarb、1993)。機械的安定性は、線維性被包化やインプラントの失敗につながるインプラントへの直接的または間接的な力が加わることで生じる微小動揺を制限するために必要である。オッセオインテグレーションが生じると、一次的な機械的安定性により治癒フェーズ初期の荷重による動きにインプラントが抵抗していたのが、新たに再生した骨が荷重条件下でインプラントの安定性に貢献できる程度に成熟した二次的安定性(図4)に置き換わる(Bosshardtら、2017)。 インプラントの一次安定性から二次安定性への移行に伴い、インプラントの機械的安定性が全体的に低下する。治癒過程におけるこの時点で過大な負荷が加わると、インプラント失敗のリスクファクターとなる(Raghavendraら、2005;Oatesら、2007;Langら、2011)。 インプラントの即時荷重は、主に可撤性暫間補綴装置の必要性をなくすという点で、いくつかの利点を有する可能性がある。この暫間補綴装置は、しばしば患者にとって装着が不便であり、暫間補綴装置が粘膜支持の場合では、その直下にある手術部位に悪影響を及ぼす可能性がある。また、インプラントの即時荷重に支えられる暫間補綴装置は、補綴的に誘導された軟組織治癒の機会も提供し、抜歯前の軟組織構造を維持する一助となる可能性がある。これらの目的は、他の方法(接着ポンティック、カスタムヒーリングアバットメント)でも達成できるが、インプラントの抜歯即時埋入による即時暫間修復がもっとも効率的である。 抜歯即時インプラント埋入における現代のプロトコールでは、抜歯時の軟組織のカントゥアと構造を保持することで、補綴誘導による軟組織治癒を考慮したうえで、予知性のある結果が得られると認識されている(Schubertら、2019)。即時荷重において適切な形状のエマージェンスプロファイルを持った暫間補綴装置やカスタムヒーリングアバットメントを装着することで、移植材料および血餅を保持し、唾液による汚染を最小限に抑えながら辺縁の軟組織を支持する。生体親和性のある材料を使用すれば、軟組織の接着により、軟組織の安定性が促進され、抜歯後の歯槽堤の変化を最小限に抑えることができる。рппцффпсф/

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る

$/4$+-$(-4./

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る

$/4җ*'*) ҘImmediate Implant Placement and Loading Single or Multiple Teeth Requiring Replacement112.2 インプラントの荷重プロトコールの進化*/'./

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る

$/4 *)-4./

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る

$/4җ) 2*) Ҙ

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る