1おさえておきたいNCCLに関する基本情報2症例編3主要論文のレビューacegikbdfhjl症例110 .臨床的対応97図16a,b 下顎前歯の歯頸部に,極度なくさび状のNCCLが観察される.図16c,d 12年前(2006年)の初診時の口腔内写真を見ても極度なくさび状のNCCLは観察されない.図16e,f 上顎のフルデンチャー(オーバーデンチャー)完成時の口腔内写真.図16g ラバーダムを装着し,NCCLが完全に露出するようフロスで結紮する.図16h プラークを染め出し,エリスリトールのパウダーを使用したエアフローで接着阻害因子を除去する.図16i,j NCCLの面は滑沢で石灰化に富んでいるので,接着力の向上を期待してアルミナサンドブラストにて粗造化させる(現在はシルクパウダーにて処理している).図16k,l デンタルフロスによる結紮だけでは露出を維持できない時は,歯肉圧排用のブリンカークランプのB4を使用する.本品は,いろいろな歯根形態に適合しやすい.
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